自宅 PC のデータ管理やバックアップをしようと外付けのハードディスクの購入を考えていましたが、余っている SATA ハードディスクを活用しないのは勿体無い。ということでケースを購入して気軽な USB 接続にしましたが、どーせなら転送速度が最大 5Gbps と言われる USB 3.0 がいい。
ところが、自宅 PC は USB 3.0 に対応していないのでインターフェイスから増設してやる必要がある。今回購入したインターフェイスカードは、PCI Express 2.0(Gen2) x1 接続の玄人志向「USB3.0N4-PCIe」。1,200 円前後で購入できるお手軽さが魅力。
搭載チップは標準的なルネサスエレクトロニクス社製 μPD720200。ポートが 2 つしかないのが残念。その理由は元麻布春男さんの記事あたりが参考になるのかもしれない。
もう一つ残念なのは外部電源(4ピンペリフェラル)が必要なところ。USB の供給電力が 3.0 になって約 2 倍にアップしたのが原因なんでしょうね。
これでうちも USB 3.0 に対応済み。3.0 の青いポートがなかなかクール(しかし背面なんで普段は見られないんですが)。
もう一つ購入したのが価格.comのケース部門で売れ筋 6 位の USB 3.0 対応 3.5 インチ用 HDD ケース、グリーンハウス「GH-HDC3035AK」。上の写真がその製品構成。シンプルな黒いアルミケースがポイント。ちょっと AC アダプターが大き目。
背面はこんな感じ。USB ポート、電源スイッチ、電源ポートのみ。
USB 3.0 の Bタイプポート。なんかカッコイイ。
ハードディスクの取り付けは、ブランケットを引き出して。
SATA コネクタと接続して固定用ネジで 4 箇所固定。ブランケットを戻して。
フロントカバーを取り付けて完了。あっけにとられる位に簡単。このケースはフロントカバーに空気穴がありますが、基本はアルミの本体に熱伝導で冷やすタイプだと思われます。実際に使い始めるとほんのりケースが暖かくなるので、熱はケースに確実に伝わっている模様。
準備が完了したので USB 3.0 のカード用に付属のドライバーをインストール。Windows 7(64bit)でも正常に完了する。ネットで更に最新を探したが結局見つからなかった。
ドライバーをインストールすると上の写真の様に
・Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller
・Renesas Electronics USB 3.0 Root Hub
と認識される。
ここまで来たらハードディスクも接続してベンチマーク測定。GH-HDC3035AK の取説には USB 3.0 接続時はランプが橙色とあるが、実際は赤だった。どうせなら 3.0 接続時はブルーにして欲しかった。
こちらが日立製 Deskstar 500GB の USB 3.0 接続時の CrystalDiskMark スコア。
こちらが同じハードディスクを USB 2.0 で接続した時の CrystalDiskMark スコア。
PCI Express x1 接続なので USB 3.0 のフル性能が出ないのは承知していましたが、実際の体感速度はかなりのもの。動画ファイル(約680MB)を USB 3.0 接続でコピーすると約 10 秒、USB 2.0 でコピーすると約 29 秒。もう USB 2.0 には戻りたくない感じです。
もしハードディスクが余っているなら USB 3.0 で繋いでみてはいかが?
USB 3.0 対応 USB メモリなんかもお手軽に体感できますよ。
と、最近寒さが厳しくなってきました。皆さん風邪などひかないように。私はなんだか鼻風邪気味。夜寝るときに息苦しいんですよね。
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