前回のデザインレビューから一週間。その間 MX Master を職場に持ち込んで普段の日常業務で利用していますが今回はその際のソフトウェアインストールまでをお届けしようと思っています。
その前に、まずは職場で使っているマウスの紹介。実はロジクールマウスではなくマイクロソフトの Sculpt Ergonomic Mouse を使ってます。このマウスはデザインが結構面白くてお椀をひっくり返したような丸いデザインが特徴です。長時間の作業ができるよう人間工学の面からデザインを設計しているそうです。実際、通常のマウスを持つと手の平は机とほぼ平行になると思いますが、この Sculpt Ergonomic Mouse は腕、手首、手の平が自然な位置になるようマウスに大きく角度が付けられています。この角度が手首にいいんですかね、疲れにくい感じがずっとしていて使い続けています。ボタンが1つしかないのが非常に残念なんですけどね。もう1つ付けてくれれば良かったのにですよ、マイクロさん。
で、話を MX Master に戻して、このマウスからマウスのソフトウェアが変更されています。これまでは SetPoint でマウスの設定や電池残量の確認、Unifyingレシーバーの設定をしていましたが、MX Master は Logicool Options というソフトウェアで設定するようになっています。ちなみに SetPoint からは MX Master を認識しません。
ここからは Logicool Options のインストールからマウスが使えるようになるまでを紹介します。ソフトウェアは MX Master のサポートページからダウンロードできます。ダウンロードした Options_2.00.3070.exe (2015/04/11時点) を実行してインストールを開始します。
「インストール」を押下。
この時に MX Master に電源が入っていないと上記の様な通知が出ます。電源を入れ「デバイスの追加」を押下。
MX Master は Unifying と Bluetooth の両対応なのでどちらで接続するか選択できます。こういう接続方法の選択が出来るって地味に嬉しかったりします。伊達に1万超えしてるマウスじゃないですね。今回は Unifying で接続します。「高度な Unifying アプリ」を押下するとこれまでの Unifying 専用ソフトウェアが起動します。
一度 MX Master の電源を切っていたので再度ONの通知がでました。ここでも放置していると……
この様になります。
MX Master の電源をONにするとペアリングが完了します。この時点でマウスは使えるようになっているはずです。開いている「デバイスの追加」ウインドウを閉じると……
こちらが新しいソフトウェアの画面。マウスイメージを大きく使った UI でこれまでの SetPoint よりグラフィカルなソフトウェアになってました。このマウスが高額なのはソフトウェア開発分も乗っているからなんだろうなぁ、とソフトウェアを開発するエンジニアとして感じたりしてます。イメージがスクロールしたりと細かな点も凝った演出でなかなかカッコイイ UI です。
カッコイイだけではなく、マウスイメージ上にある緑の丸い箇所にマウスポインタを合わせるとボタン、もしくはホイールなどの名称が表示されるなどシンプルに操作しやすくなっています。ここでは親指ボタンの戻るボタンにマウスポインタを合わせています。
この状態でクリックするとその箇所に割当てられる機能ウインドウが開きます。
最初はメーカー推奨だと思われる機能が数点しか出ていませんがもっと表示すればすべて出てきます。ユーザーが何をしたいのか良く調査された結果の UX なんですかね、気持よく操作できます。割り当てられる機能は SetPoint のもの同等ですね。だた場所によって多少内容が変わるようで、
親指付近の横に広く伸びているスカート部分のジェスチャーボタンには……
ジェスチャーなどが選択でき、ジェスチャーの細かな設定が可能な画面になってます。ジェスチャーに関しては何がどう設定できるのか確認したいので後ほど紹介する予定です。
ポインタとスクロールのタブ。ポインタの移動スピードやホイールの方向などと共に、SmartShift の設定が復活しています。SmartShift は MX Revolution にあった機能で、スクロールの回転スピードが一定のしきい値を超えた際にホイールが自動で回転し続けるもので、縦に長いエクセルやページでホイールをある程度勢い良く回すことで普段カチカチ回っているホイールが自動で回り続けるようになるので指で一生懸命回し続ける運動とおさらばできます。自動回転中はいつでも指で止めることができ、自動でラチェットモード(カチカチモード)に切り替わります。
ホイールのラチェットとフリースピンを手動で切替えるマウスはロジクールの中にも幾つかあるんですが、自動で切り替わるマウスは MX Revolution とこの MX Master だけとプレミアムな機能です。この SmartShift が優れているのは、便利な機能を意識しなくても自然と使えてしまう点で、個人的には空気の様なあって当然なものになってます、冗談抜きに。
1週間実務で使い続けていると前回の締めで書いたような使いにくい、という印象はほとんど無くなっていてむしろ SmartShift の便利さのほうが残ってくる感じになってます。ただ自宅で使っている M950 の様なマウスを持った時の気持ちいいフィット感は無いのは正直なところ。この辺はジェスチャーと合わせ次回にウダウダ書くつもりです。
MX Master 製品情報
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/mx-master
MX Master サポートページ
http://support.logicool.co.jp/product/mx-master
マイクロソフト Sculpt Ergonomic Mouse 製品ページ
http://www.microsoft.com/hardware/ja-jp/p/sculpt-ergonomic-mouse
Logicool ロジクール ワイヤレスマウス MX Master Bluetooth・USB対応 MX2000 posted with AffletLINK at 15.04.12 ロジクール 発売日: 2015-04-02 価格: 13910円 | |